甲府市 ブラウンの屋根 其の一 |
五代目です。
昨日の岡田チームは
甲府市のK様邸 葺き替え工事にお伺いさせていただきました。
お客様より直接ご依頼を頂きました。
カラーベストの上に板金屋根を載せるカバー工法という施工方法を行います。
屋根を葺き替えるよりも工期や費用を抑えられるので、薄型スレート屋根では
最近多く選択される屋根リフォーム方法です。
『カバー工法の謎』
について下記に書いていますのでぜひ一読ください。
『カバー工法の謎』
カラーベストの上に板金屋根を載せるカバー工法という施工方法を行います。
屋根を葺き替えるよりも工期や費用を抑えられるので、最近では多く選択される屋根リフォーム方法です。
カラーベストなどはアスベスト問題があり処分費が高額となっています。
また既存屋根材を撤去する費用も考えると、新規の屋根材を載せるまえにかなりの費用が必要となってしまいます。
そこで、既存の屋根材(カラーベスト、コロニアルなどの薄型スレート)の上から、板金で覆うようにしてしまうやり方が考えられました。
屋根リフォームとしては手間も費用も抑えられて良心的な施工法なのですが
瓦屋としては一点疑問が残ります。。。
それは屋根にかかる荷重問題。
もともと新建材(コロニアルやガルバ系など)が流行したのは瓦が重くて地震のときに建物が弱くなるという安易な情報が流れたため(じゃーなんで日本で1400年も瓦文化が続いてるんだ!)と言いたいとこですが。。。
確かに、昔の貧弱な構造の建物に、今よりも重い施工方法だった瓦が載っている場合はそれも一理あるのですが、地震による建物の損壊理由はそれがすべてとは言い切れません。(私、東日本大震災の時に復興工事で約1年滞在し様々な事象を見ましたので)
また最近の建物構造は基礎から見直され、さらに近年軽量化された瓦とその工法では、重量については瓦だからということではそこまで問題になりません。むしろ一時期、屋根材を軽くして構造体(柱など)を細くしてコストを抑え、ローコスト住宅をうたって提案するなどのやり口が発生しましたが強度的にはこちらのほうが問題のような気がします。
しかし、あれだけ屋根を重くするなと言って瓦を嫌うように仕向けてきた住宅業界、新建材業界も、リフォームがビジネスになると分かると、あ!という間にカバー工法を考える。
新築時に、屋根が重くなると大変だから、安くて軽くて持ちが悪いとは言わないと思いますが、瓦じゃなくて新建材にしましょって進めてたはずなのに。。。
持ちが悪くなったら、降ろすと大変だから、この上に新しい屋根材載せちゃいましょう!
って、、、
なんか変ですよね。
なんかあえて持ちが悪いものを使わせて、リフォームのサイクルが早くなるように仕向けてるように取られても仕方ないと思います・・・
だったら最初から瓦載せても重量的に問題なかったってことだし、瓦は新建材とくらべて初期投資は高くなりますが、倍以上は長持ちするからこんな短期間で大規模修繕いらないし、いろいろ矛盾だらけ。
アスベスト問題が無ければ撤去処分も現実的かもしれませんが、それでも大規模修繕のサイクルは瓦と比じゃないくらい早いからお施主様の出費は高額になる一方。
当社でも、さまざまな屋根施工に対応はしていますが、業界ビジネスに日本建築やお施主様が巻き込まれていくのは歯がゆい思いです。なによりも日本建築という文化が衰退していってしまう。。。
とにかく、持続可能社会が叫ばれる現代において、長く使う、大事に使う、物持ちが良いというのはかなり重要な要素。
屋根材でみれば瓦一択と言わざるをえません(瓦屋的に 笑)。
屋根は目が届かずなかなか理解できない箇所。
しかし建物に大きな影響を及ぼす重要な箇所。
屋根に関することはなんでも対応しますのでお気軽にお問合せください。
これからも地道に安心建築と瓦の普及活動を続けていきます。
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