甲府市 銀黒の屋根 其の四 |
五代目です。
昨日も甲府市のN様邸 補修工事にお伺いさせていただきました。こちらは、甲府市にある丸正渡辺工務所さんからのご依頼です。渡辺社長をはじめ、このリノベーションプロジェクトの設計をした、建築家の稲山さん、施主である妹さんのジュエリー作家の貴栄さんなど、関係者に知人が多く、気合いの入る現場となりました。
『稲山貴則』さんは、住宅、別荘、店舗、集合住宅、リノベーション等の設計・監理をしている建築家さんで、山梨と神奈川を拠点に関東圏を中心に設計活動をしています。昨年は日光のプロジェクトでご一緒させていただきました。
また、屋根が本入母屋(ほんいりもや)造りという日本の伝統的な屋根形状であり高度な技術が必要であるということも、瓦屋としての責任と楽しさのある現場となりました。ここで言う高度な技術とは、美しく仕上げることはもちろんのこと、
どれだけ耐久性のある屋根にできるかということです。
今回は主に入母屋屋根の要所である隅棟と下り棟の接続部分の補修を行いました。
美しい仕上がりと耐久性(雨風に強い)は比例すると思っています。ですが、綺麗だけでは風雨震災に弱い屋根となってしまいます。美しい仕上がり、雨仕舞(雨水処理や遮断)、耐震施工の3つが揃って初めて美しく丈夫でコスパ最強の屋根となります。
昨日の続きで接続部分の補修を進めていきます。

既存の乾いた屋根土や瓦の破片を使って、
水分を吸い取り早く棟土が乾くようにしています。
※水分を取ったら取り除きます。






